シリア行き旅客機、トルコ当局が強制着陸
内戦状態が続くシリアへ向かっていた旅客機が武器を積んでいる疑いがあるとして、トルコ当局が強制着陸させた。
AP通信などによると、強制着陸させられたのは「シリア航空」の旅客機で、ロシア・モスクワを出発し、シリア・ダマスカスに向かっていた。
しかし、10日、トルコの領空に入ったところでトルコ軍の戦闘機がスクランブル発進し、トルコの首都・アンカラの空港に着陸させたという。当局が積み荷の一部を押収した後、旅客機はシリアに向かった。
トルコの外相は「民間機に積めない物があった」と述べ、武器などが見つかったことを示唆している。
トルコは先週、シリアからの砲撃に対する報復攻撃に踏み切っており、両国の緊張がさらに高まりそうだ。