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ビックカメラ決算、純利益が55%減少

2012年10月11日 22:08
ビックカメラ決算、純利益が55%減少

 家電量販店「ビックカメラ」は11日、12年8月期の連結決算で、テレビ販売の落ち込みが響き、純利益が大きく減少したことを発表した。

 ビックカメラの11年9月から12年8月までの1年間の決算は、純利益が前年同期比55%マイナスとなる40億円となった。家電エコポイント制度の終了や地上デジタル放送への移行による反動で、テレビ販売が大きく前年を下回ったことなどが響いた。

 しかし、13年8月期の業績予想では、郊外型の量販店を展開する「コジマ」との提携などにより、純利益が前年同期比82%プラスとなる73億円に回復すると見込んでいる。

 また、先月、東京・新宿にオープンした「ユニクロ」とのコラボ店舗「ビックロ」について、宮嶋宏幸社長は「新規の客が5%増え、取り込めなかった客が増えた」と効果を強調した。