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景気の実感、2か月連続で低下 内閣府調査

2012年10月9日 21:57
景気の実感、2か月連続で低下 内閣府調査

 内閣府が9日に発表した9月の景気ウォッチャー調査は、景気の実感を示す指数が2か月連続で低下した。

 景気ウォッチャー調査は、景気に敏感なタクシーの運転手やデパートの従業員らに景気の実感を聞く調査。9月の現状判断指数は先月比2.4ポイント低い41.2となり、2か月連続で低下した。

 9月は暑い日が続き、秋物の売れ行きが伸びなかったことや、沖縄・尖閣諸島などをめぐる問題の影響で、中国などへの旅行や物流が減少していることなどが主な要因。

 また、2~3か月先の見通しを示す先行き判断指数も43.5と、5か月連続で低下している。

 こうしたことから、内閣府は景気の基調判断を「このところ弱まっている」と、3か月ぶりに下向きに修正した。