南米・ベネズエラの大統領選挙は７日、投開票され、４選となるか注目されていた現職、チャベス大統領の当選が確実となった。

　任期満了に伴う今回の選挙は、約１４年にわたって政権の座を守ってきたウゴ・チャベス大統領と、野党の統一候補、エンリケ・カプリレス候補の事実上の一騎打ちとなっていた。

　ベネズエラの選挙管理委員会は７日夜、開票率９０％の時点での結果を発表し、カプリレス候補の４４．９７％に対し、チャベス大統領が５４．４２％を獲得、４度目の当選を確実にした。

　チャベス大統領は、強硬な反米路線を掲げる一方、国内では膨大な石油収入を貧困対策に充てるなど、貧困層から支持を集めた。一方で、最近はがんの手術を受けるなど健康面の不安もあり、今回の選挙では接戦が伝えられていた。

　新たな任期は来年１月から６年間となる。