８日は「体育の日」。７日に発表された文科省の調査結果で、緩やかながらも子供の体力が回復し、運動能力が向上していることがわかった。

　文科省が去年、６歳から７９歳までの体力や運動能力を調べた結果、子供の体力は、小学校高学年以上の年代で緩やかに回復する傾向が続いていることがわかった。中でも中学生の男女は、体力テストの結果が過去１４年間で最高だった。

　しかし、体力水準がピークだった８５年頃と比べると、全般的には依然として低い水準にとどまっている。

　また、大人については、３０歳代の男子と、２０歳代から３０歳代の女子で体力が低下する傾向がみられる。一方で、５０歳以上では体力が緩やかに向上するなど、中高年の健康への意識の高まりがうかがえる。