４日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、市場の予想を上回る経済指標が発表されたことなどを受け、ダウ平均株価は前日比約８０ドル値を上げて取引を終えた。

　４日にアメリカ労働省が発表した新規失業保険の申請件数は３６万７０００件と、市場の予想よりも良い数値となった。また、ヨーロッパでヨーロッパ中央銀行・ドラギ総裁が記者会見で「国債を買い取る準備はできている」など、スペインへの支援を念頭に発言したことを受けて市場では安心感が広がり、買いが進んだ。

　こうしたことからダウ平均株価は、前日比８０ドル７５セント高い１万３５７５ドル３６セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比１４．２３ポイント高い３１４９．４６で取引を終えた。