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星出飛行士、小型衛星を宇宙へ放出

2012年10月5日 8:38
星出飛行士、小型衛星を宇宙へ放出

 宇宙飛行士・星出彰彦さんが、史上初めてとなる、国際宇宙ステーション(=ISS)からロボットアームを使って小型衛星を宇宙へ放出する作業を行い、成功した。

 宇宙に放出されたのは、和歌山大学などが開発した魚眼カメラで地球を撮影する「RAIKO」など、一辺が約10センチの実験用の小型衛星5機。星出さんは日本の実験棟「きぼう」のロボットアームを使って、衛星2機を地球の軌道に投入した。5機の衛星は、日本の宇宙輸送船でISSに運ばれていた。地上からの打ち上げではなく、ISSからロボットアームで衛星を宇宙に放出するのは史上初めて。

 小型衛星は通常の衛星に比べて短期間で開発でき、コストも低く抑えられることから、今後、幅広い利用が期待されている。