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自民・公明、年内解散を要求で一致

2012年10月5日 13:51
自民・公明、年内解散を要求で一致

 自民党・安倍総裁と公明党・山口代表は5日午前、国会内で会談し、野田首相に年内解散を求めていくことで一致した。

 野田首相は、民主、自民、公明3党の党首会談を行う意向を示したものの、いまだ正式な打診はなく、野党側はいらだちを募らせている。山口代表は4日、「衆議院議員選挙の投開票日のリミットは12月9日だ」と具体的な期限を切り、安倍総裁も5日、「論理的に考えるとそういう期日になるのだろう」と述べた。今後は、他の野党にも連携を呼びかけ、年内解散に向けて攻勢を強める構え。

 安倍総裁は5日、記者団に対し、「近いうちに解散する(という野田首相の)8月8日の約束、この約束を果たしてもらわなければならない。当然、それは年内の解散ということであると。それを求めて、それは当然のことであるということで一致をした」と述べた。

 一方、民主党・杉本和巳衆議院議員が5日午前、執行部に離党届を提出した。また、田中法相への外国人献金問題が明らかになるなど、野田政権の足元が揺らいでおり、民主党内では、臨時国会の召集についても慎重に検討すべきとの声がある。民主党幹部は、党首会談は11日以降になるとの見方を示しており、臨時国会の召集時期も不透明になっている。