自民党・石破幹事長は２９日朝、日本テレビ系列の読売テレビの番組「ウェークアップ！ぷらす」に出演し、近く行われる予定の自民・民主・公明３党の党首会談で、野田首相は衆議院の解散時期について改めて明示する必要があるとの考えを示した。

　石破幹事長は「（野田首相は）『近いうち（解散）』というふらふらした言葉を言って、発言したのは８月８日で、もうすぐ１０月ですよ。１月半以上たっているわけで、一体あれはどういうことなんだ」と述べた。

　また、赤字国債発行法案について、「可決してほしいなら、国民に借金をする話だから、どう無駄を減らすのか、定数是正をどうするのか」と述べた。来月にも召集される臨時国会で、赤字国債発行法案の成立に協力するには、自民党が「今年度予算には無駄が含まれている」として求めている予算の減額補正に応じることや、「一票の格差是正」を含む衆議院の選挙制度改革で与野党が合意することが条件になるとの考えを示した形。