終戦前後の混乱の中で、北朝鮮で死亡した日本人の遺骨が現地に残されている問題で、遺族らが２８日、墓参りのため北朝鮮に向かった。

　今回、北朝鮮を訪れるのは、終戦前後に北朝鮮・平壌で死亡した人の遺族らが作る民間団体「平壌・龍山墓地墓参団」の１６人。厚労省によると、北朝鮮には日本人約２万１６００人の遺骨が残されている。民間団体が北朝鮮で遺骨の調査を行うのは、先月に続いて２度目。

　佐藤知也団長「待ちに待ったというか、やっとの思いでというか。心からお祈りをしてきたいと思っています」

　団体は２９日に平壌に入り、来月１日に墓参りを行う予定。