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あるべき姿、全職員が議論を~小津検事総長

2012年9月26日 22:49
あるべき姿、全職員が議論を~小津検事総長

 今年7月に就任した小津博司検事総長は26日、全国の検察トップを集めた会議で訓示し、検察のあるべき姿について、全ての職員が議論してほしいと呼びかけた。

 小津検事総長は訓示の中で、「全職員が、検察がどうあるべきかということを自らの課題として、正面から謙虚に向き合って議論し、その結果を職務遂行の指針として表現したら、その意義は大変大きいと思います」と述べた。また、大阪地検特捜部の不祥事をきっかけに策定した「検察の理念」について触れ、「一人一人の職員が考えながら日々の仕事に生かしていくことによって、新しい検察の姿が生まれてくる」と述べた。

 さらに、取り調べの録音・録画の拡大など、新しい時代の刑事司法に必要な捜査能力を身につけるためには積極的な努力が必要だとの考えを示した。