自民党総裁選挙は２６日、投開票される。議員票１９８票、地方の党員票３００票の計４９８票で争われ、午後２時半頃、新総裁が選出される見通し。

　これまでの情勢では、１回目の投票では誰も過半数には届かず、上位２人による４０年ぶりの決選投票となる見通し。石破茂前政調会長が地方票で優位に立つ情勢で、決選投票に残る２位の座をめぐって、安倍晋三元首相と石原伸晃幹事長が熾烈（しれつ）な戦いを続けている。

　各候補の２６日朝の表情は以下の通り。

　安倍元首相「きょうの天気、秋の空になって、そういう非常に爽やかな気分です。また最後の努力をしたいと思います」

　石破前政調会長「やるべきことはみんなやったと思います。本当に皆さんのおかげで、気持ちのいい選挙をさせていただいた」

　石原幹事長「（遊説などで）本当にどっきりするようなことを言われたり、私の訴えることにうなずいていただいたり、確かなもの、また、熱い思いを感じました」

　林芳正政調会長代理「投票箱のふたが閉まるまで選挙ですから、いろんなお訪ねするなり、最後まで努力を続けたい」

　また、体調を崩して入院中の町村信孝元官房長官は「多くの皆様にご迷惑をおかけすることになりましたが、最後まで戦い抜けたことに心から感謝しています」とのコメントを発表した。