×

中国初の空母が就役、名前は「遼寧」

2012年9月25日 16:26
中国初の空母が就役、名前は「遼寧」

 中国初の空母「ワリャーグ」が25日、「遼寧」と名付けられ、正式に就役した。甲板では胡錦濤国家主席らとみられる国の最高指導者が出席して式典が行われた。

 日本時間25日昼過ぎ、周囲に厳しい警備が敷かれる中、大連の港に停泊中のワリャーグに胡主席や温家宝首相とみられる最高指導者らが乗り込んだ。胡主席らとみられる一団は海軍の幹部らに案内されながら、ワリャーグの内部などを約30分かけて視察した。

 中国国防省によると、ワリャーグは、改修された場所である遼寧省大連にちなんで、「遼寧」と名付けられた。国防省はワリャーグ就役について、「世界平和の促進に重要な意義を持つ」としているが、周辺諸国との緊張が高まる中での空母就役には警戒感が強まっている。