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復興支援、新品種米の稲刈り行われる 岩手

2012年9月25日 21:44
復興支援、新品種米の稲刈り行われる 岩手

 岩手・陸前高田市で25日、東日本大震災の復興支援として試験的に作付けされていた新しい品種のコメの稲刈りが行われた。

 この新品種米「いわた13号」は「JT」が開発し、陸前高田市米崎町の農家・金野千尋さんが15アールの田んぼで作付けしたもので、25日は戸羽市長も訪れ、鎌で稲を刈り取った。

 「いわた13号」は「ひとめぼれ」と「いわた3号」を掛け合わせたもので、いもち病に強く、倒れにくいのが特徴で、味も「ひとめぼれ」や「あきたこまち」と同じくらいだという。

 「いわた13号」が作付けされたのは陸前高田市が全国で初めてで、来月には市内の農家などを対象に試食会を行い、作付けの拡大を図る他、11月には東京で試食会を行い、名前を発表する予定。

 JTの開発者は「将来的に陸前高田のブランド米として復興に役立ててもらいたい」と話している。