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台湾の漁船団と巡視船、尖閣沖の領海内に

2012年9月25日 9:38
台湾の漁船団と巡視船、尖閣沖の領海内に

 日本の沖縄・尖閣諸島の国有化に抗議する台湾の漁船団と台湾の巡視船が25日午前、尖閣諸島沖で日本の領海に入った。

 海上保安庁によると、25日午前7時40分頃、尖閣諸島・魚釣島の沖で台湾の巡視船6隻が日本の領海に入った。台湾の漁船も多数、領海に入っていて、魚釣島の方へ向かっているという。台湾の漁船は、周辺で約40隻から50隻が確認されている。漁船団は、尖閣諸島の領有権を主張するのぼりや横断幕を立てており、魚釣島に向けて航行しているという。

 台湾の漁船団は、日本時間24日夕方、台湾北東部・宜蘭の港を出航し、沖合で操業する別の漁船団と合流して、約120隻の船団で尖閣諸島へ向かったとされている。

 中国の監視船も引き続き、周辺海域にとどまっており、日中台の船が尖閣諸島周辺でにらみ合う形となっている。