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自民党総裁選、4候補が北海道で演説

2012年9月24日 22:58
自民党総裁選、4候補が北海道で演説

 自民党総裁選挙の立候補者は24日、北海道・函館市内で演説し、外交・安全保障問題などについて、自らの主張を訴えた。

 安倍元首相「私たちの領土は、まずは私たち自身の手で守っていくんです。この当たり前のことを決意として示していかないといけない。今こそ、憲法改正に挑戦をしていく時を迎えています」

 石破前政調会長「沖縄・尖閣諸島の問題は、北方領土の問題でもある。尖閣で隙を見せれば、必ず北方領土でつけ込まれる。そして、4島をきちんと返すということでなければ、この地域の平和を保つことも、我が国の主権を守ることもできない」

 石原幹事長「ロシアのメドベージェフさん(首相)が北方四島に、韓国の李明博さん(大統領)が竹島に、そして、今度の尖閣の話と、私たちの領土は、今まさに侵されん寸前のところまできている。私たちはここでしっかりとした確固たる意志を示さないといけない」

 林政調会長代理「メドベージェフさんは島へやってくる。いわば強硬派の役。しかし、ロシアのプーチンさん(大統領)はどうでしょう。日本の閣僚と握手をしてみせる。なぜ、ああいうことをするのか。向こうも日本を必要としているからである」

 一方、総裁選に立候補している町村元官房長官にとって北海道は地元だが、体調不良のため、24日の遊説も取りやめている。

 自民党総裁選挙は26日に投開票が行われる。