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中国監視船、尖閣沖で中国漁船立ち入り検査

2012年9月20日 15:18
中国監視船、尖閣沖で中国漁船立ち入り検査

 沖縄・尖閣諸島沖の日本の接続水域で20日午前、中国の漁業監視船が中国漁船への立ち入り検査を行った。

 海上保安庁によると、20日午前10時50分頃、尖閣諸島・久場島沖の日本の接続水域で、中国の漁業監視船「漁政204」の乗組員3人が、近くにいた中国漁船にゴムボートで乗り移り、立ち入り検査をする様子が確認された。中国側から見れば、政府の船が自国の接続水域で法に基づく活動をしたことになる。海上保安庁は、中国国内向けのパフォーマンスと分析している。

 20日正午時点で、接続水域の中の監視船は1隻だが、外側の海域には依然、9隻の監視船がとどまっていて、海上保安庁の巡視船が警戒を続けている。

 尖閣諸島の周辺では19日、漁船が数隻確認されているが、中国の報道で尖閣諸島に向かうとされた漁船の集団は、現在のところ、確認されていない。