中国メディアは１９日、沖縄・尖閣諸島周辺の海域に中国の監視船が到達したことなどを大きく報道している。

　１９日付の中国各紙は、尖閣諸島周辺の海域に中国の監視船が到達したことや、アメリカ政府が日米安保条約の範囲に尖閣諸島も含まれるとの見解を示したことに中国の国防相が断固反対したことを一面で大きく取り上げている。

　尖閣諸島に日本人が上陸したことについては、「中国の領土主権を侵害する挑発的な行為」とする中国外務省の談話を掲載し、日本側を非難している。

　尖閣諸島をめぐって反日感情が高まっている中国では、１８日に１００余りの都市で反日デモが発生した。在北京日本大使館では、１９日も武装警察が警戒にあたっているが、今のところ、デモは発生していない。