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自民総裁選 4候補、維新の会に厳しい見方

2012年9月19日 22:26
自民総裁選 4候補、維新の会に厳しい見方

 自民党総裁選挙に立候補した安倍晋三元首相、石破茂前政調会長、石原伸晃幹事長、林芳正政調会長代理が19日、党本部で開かれた公開討論会に臨んだ。4人からは日本維新の会について厳しい見方が相次いだ。体調不良で19日の予定をキャンセルした町村信孝元官房長官は出席しなかった。

 安倍氏「(日本)維新の会には、石破さんとか、石原さんとか、林さんみたいな人がいますか?人材がいない。そして経験を積んだ人がいない」「この国難に必要なのはなんでしょうか。やっぱり私たち自民党の経験と責任感だと思う」

 石破氏「問われているのは自民党なのであって、維新が問われているわけではない」「『維新の言うことを聞くから命だけは勘弁』。こんなことを言ったらしようがないでしょう。足元を見られるに決まっている、そんなことをやれば」「選挙になれば党首討論があるから、そこで論破すればいい」

 石原氏「(日本維新の会は)消費税を地方税にする(と主張)。そういうところも賛成できない。我々は、消費税は全て社会保障、年金、医療、介護、子育て(に充てる)。これが一緒にならないと手は握れない」

 林氏「全部ぶっ壊せ、全部やり変えるんだ、ではなくて、具体的にどこをどう変えれば国民に一番良い政策になるか。こういうことを(日本維新の会には)語ってほしいと思う」「あの八策(ハッサク)とかいうのが、もう少し小さい“ミカン”ぐらいに絞られてくれば良いんではないか」

 また、会場では、「不本意ながらキャンセルすることになり、申し訳ありません」という町村氏のコメントが読み上げられた。