イギリス・キャサリン妃が上半身裸で日光浴を楽しむ写真が１４日にフランスの芸能雑誌に掲載された問題で、イギリス王室は１７日、カメラマンを刑事告訴した。

　問題の写真は、キャサリン妃が夫・ウィリアム王子と休暇を過ごしていたフランス南部の邸宅で、「パパラッチ」と呼ばれるカメラマンに撮影されたもの。この写真をフランスの芸能雑誌「クローザー」が掲載し、続いてアイルランドやイタリアのメディアも掲載した。

　こうした事態を受け、イギリス王室は１７日、「２人のプライバシーを侵害した」として、写真を撮ったカメラマンをフランスの検察当局に刑事告訴した。

　イギリス王室は今回、「ダイアナ元皇太子妃への過熱報道を思い起こさせる最悪の行為だ」などと怒りをあらわにしており、既にフランスの芸能雑誌の販売差し止めなどを求める民事訴訟を起こしている。