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iPS細胞 日米で4件の新たな特許成立

2012年9月18日 23:48
iPS細胞 日米で4件の新たな特許成立

 京都大学・山中伸弥教授は18日、再生医療の切り札として注目されるiPS細胞について、日本とアメリカで新たな特許が成立したと発表した。

 山中教授は記者会見で、iPS細胞について日本で1件、アメリカで3件の新たな特許が成立したことを明らかにした。日本での新たな特許は、iPS細胞の作製に使う特定の4種類の遺伝子とよく似た遺伝子を使ってiPS細胞を作り出す技術で、今までの特許の範囲が大幅に拡大されたという。また、アメリカでの特許は、4種類のうち3種類の遺伝子を使ってiPS細胞を作り出す技術などで、先に特許を取得していたアメリカの企業から譲渡されたもの。

 山中教授「1つ目の大きな目標である『知財の確保』。京都大学という公的機関が知財を抑えることについて、着実に進んでいる」

 これで、iPS細胞についての特許は日本で4件、アメリカで6件成立したことになる。