民主党代表選挙の各候補者は１５日、支持の拡大に努めた。

　野田首相は終日、首相公邸にとどまり、態度を決めていない議員らに電話などで支持を訴えたとみられる。

　赤松元農水相は北海道を訪れ、自らへの支持を訴えた。赤松氏は「民主党の今日までの運動や活動、躍進の出発点になったところが北海道。賢明な判断に期待」と話した。

　原口元総務相は、「離党した仲間から『自分たちの仲間（党員・サポーター）に働きかけてあげるよ』という温かい声もいただいています」と述べ、「民主党の原点を大事にして民主的で開かれた党にもう一回戻したい」などと語った。

　鹿野前農水相は東京・中央区の築地市場を視察し、「日本の食生活につながる大きな拠点。この地域の方々の動きを頭に入れておく必要がある」と話し、「日本の食文化を守っていきたい」などと訴えた。

　民主党代表選は２１日に開票が行われる。