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NY株、終値69ドル高 07年以来の高値

2012年9月12日 8:32

 11日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は約70ドル値を上げて取引を終え、07年12月以来の高値となった。

 11日、ダウ平均株価は取引開始から値を上げた。アメリカでは12日から金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が行われるのを受け、追加の金融緩和策に対する市場の期待が高まっていることも値上がりの要因となった。ダウ平均株価の終値は前日比69ドル07セント高い1万3323ドル36セントと、07年12月以来の高値となった。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比0.51ポイント高い3104.53で取引を終えている。

 11日、大手格付け会社「ムーディーズ」がアメリカの財政問題をめぐって議会での協議がうまくいかなかった場合、アメリカ国債を最上級から1段階格下げする見通しを明らかにしたが、市場関係者は「アメリカ国債が安全資産としての認識は変わっていない」と話している。