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不登校経験のある生徒ら、平野文科相に要望

2012年8月31日 22:57
不登校経験のある生徒ら、平野文科相に要望

 いじめなどで不登校の経験があるフリースクールの生徒らが31日、平野文科相と面会し、いじめに悩む子供に対して「無理に学校に行かなくてよい」と呼びかけるよう求めた。

 31日午後に文科省を訪れたのは、東京都内のフリースクールに通う生徒や、不登校の子供をサポートするNPO(=非営利組織)法人の関係者ら。生徒らは平野文科相に対し、いじめなどで不登校になった自らの経験を交えながら、「いじめを受けて学校に行くことがつらければ、学校を休んでよい」と呼びかけるよう求めた。

 フリースクールに通う女性(18)は「何で苦しんでいるのに(学校に)行かなくてはいけないんだろうと、すごく悩んでいる時期があった。『(学校に)早く来た方がいいよ』と言われるのがすごくつらかったです」と話した。

 これに対し、平野文科相は「子供の命を守るために、悩みを誰かと一緒に解決できる環境を整えられるよう努力したい」と述べた。