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福島原発、注水量二度下回る ポンプ異常か

2012年8月31日 1:53
福島原発、注水量二度下回る ポンプ異常か

 30日午後、福島第一原発の1号機から3号機で、原子炉を冷却するための水の注水量が、定められた量を2度にわたって下回った。「東京電力」は、注水ポンプに異常があるとみて、点検を急ぐ方針。

 福島第一原発の1号機から3号機では、溶け落ちた燃料を冷やすための注水が続けられているが、30日午後3時と午後9時に、注水量が定められた量を下回っていることが確認された。弁を開くなどの操作を行った結果、どちらも、1時間半後には規定の注水量まで回復した。

 3つの原子炉の注水量が同時に低下するのは初めてで、これまでのところ原子炉圧力容器の温度に変化はないということだが、東京電力は注水ポンプに異常があるとみて点検を急ぐ方針。