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自民党総裁選 出馬意欲示す議員が次々浮上

2012年8月31日 20:16
自民党総裁選 出馬意欲示す議員が次々浮上

 自民党は31日、総裁選挙を9月26日に行う日程を決定した。谷垣総裁が再選されるかが焦点となる中、出馬の意欲を示す議員が次々と浮上している。選挙戦は早くも熱を帯びている。

 自民党は、総裁選挙を9月14日に告示し、26日投開票とする日程を決めた。国会議員票200票、党員票300票の合計500票で争われる。

 石破前政調会長は31日、BS日テレの番組収録で「仮にそういう(支持してくれる)方々が一緒にやろうよと言っていただければ、それはその時のことです」と述べた。石破氏は既に出馬の意向を固めており、周辺議員によると、出馬に必要な推薦人20人も確保したという。

 また、出馬を検討している安倍元首相は「経済成長」をテーマとして、9月5日に勉強会を立ち上げる。出馬する場合の基盤となるもので、61人の発起人が名を連ねている。

 さらに、谷垣氏は、自らに近い複数の議員には再選を目指して出馬したい考えを伝えている。周辺によると、31日朝は東京都内のホテルで石原幹事長と会談し、環境整備に乗り出した。会談では、谷垣氏から出馬への協力を求めた。一方、石原氏を支える議員らが週明けにも石原氏に出馬を要請しようという動きも出てきている。

 この他、町村元官房長官と林政調会長代理が出馬に意欲を示している。

 ただ、9月14日の告示まではまだ2週間余りあるため、候補者の顔ぶれが固まるまでは様々な展開がありそうだ。