自民党・林芳正政調会長代理は２９日夜、自民党総裁選出馬に意欲を示した。

　林氏は所属する自民党古賀派の参議院議員らとの会合の後、「推薦人の２０人という高いハードル、これがととのえば逃げない」と記者団に語った。

　林氏の他に出馬が取りざたされているのは安倍元首相、石破前政調会長、町村元官房長官ら。安倍氏は来週、経済成長がテーマの勉強会を立ち上げる予定で、側近議員らによると発起人には出馬に必要な推薦人２０人を大きく超える５０人が集まっているという。

　また、石破氏を支持する議員も推薦人２０人を確保したと話していて、近く正式に出馬表明するとみられる。

　一方、谷垣総裁は自身の再選出馬については２９日も「まだ言うのは早い」と述べるにとどまっている。