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パラリンピック聖火リレー“発祥の地”出発

2012年8月29日 11:19

 イギリス・ロンドンで、日本時間30日未明にパラリンピックが開幕する。オリンピック同様の盛り上がりが期待される中、28日、24時間にわたる聖火リレーが「発祥の地」から出発した。

 パラリンピックの聖火リレーは28日、ロンドン近郊のストークマンデビル病院に併設された競技場から始まった。この病院では、第2次世界大戦後の48年、脊髄を損傷した兵士のリハビリの一環として車椅子のアーチェリー大会が開かれた。これがパラリンピックの起源とされ、今回のマスコット「マンデビル」もこの病院の名前に由来する。聖火リレーは、580人のランナーが24時間をかけて開会式までつなぐ予定。

 発祥の地だけに関心も高く、開会式を前にチケットはすでに約96%が売れ、公式グッズショップもオリンピック中と変わらない盛況ぶりを見せている。オリンピックの興奮冷めやらぬ中、障害者スポーツの祭典がいよいよ幕を開ける。