宮城県警は、東日本大震災で犠牲になり、身元が判明していない人の似顔絵を新たに６人分作成し、２７日に公開した。

　県警のホームページで新たに公開されたのは、男性１人、女性５人の計６人の似顔絵で、遺体の特徴や、顔の骨格などを基に描かれている。遺体の発見場所や、当時着ていた服装などの情報もあわせて掲載されている。

　これにより、公開された似顔絵は全部で８６人分となり、県警によると、似顔絵によって再現可能な身元不明者については、全員分の作成が終了したという。

　また、これまでに全く情報が寄せられていない１４人分を書き直し、新たに公開を始めた。

　県警によると、似顔絵がきっかけで身元が判明したのは１２人に上り、県警は引き続き、情報の提供を呼びかけている。

宮城県警身元不明・行方不明者捜査班：０２２－２２１－７１７１