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NY株115ドル安 金融緩和策の期待薄れ

2012年8月24日 8:45

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、追加の金融緩和策への期待が薄まったことなどから、ダウ平均株価は前日比で100ドル以上と大きく値を下げて取引を終えた。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が22日に公表した議事の内容が、金融緩和について意欲的と受け止められたため、市場では追加の金融緩和策への期待が高まっていた。しかし、23日にFRB関係者の金融緩和策に対する否定的な発言が報じられたことで、市場では売りが優勢となった。また、23日に発表された新規の失業保険の申請件数が予想を上回り、景気の先行きに対する不安から売りが進んだ。こうしたことから、ダウ平均株価は前日比115ドル30セント安い1万3057ドル46セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比20.27ポイント安い3053.40で取引を終えている。