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ダウ平均3日続落 終値1万3172ドル

2012年8月23日 9:30

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、景気の先行きに対する不安から売りが優勢となり、ダウ平均株価は前日比で30ドル以上値を下げて取引を終えた。3日続けての下落となっている。

 22日は、ヨーロッパの債務問題に対する警戒感からヨーロッパ市場で株価が下落したことを受け、市場では売りが優勢となった。また、市場関係者によると、最近の一部の大企業の決算が不調であったことを受け、市場では景気の先行きに対する不安が高まっているという。こうしたことからダウ平均株価は一時、前日比で約80ドル下落した。

 しかし、午後になって金融政策を決定するアメリカのFOMC(=連邦公開市場委員会)の議事の内容が公表され、追加の金融緩和に意欲的な姿勢が示されたことで買いの動きも進んだ。結局、ダウ平均株価は前日比30ドル82セント安い1万3172ドル76セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比6.41ポイント高い3073.67で取引を終えている。