×

自民、李大統領発言に対する政府対応ただす

2012年8月23日 17:36
自民、李大統領発言に対する政府対応ただす

 国会では23日、衆議院予算委員会が開かれ、外交・安全保障に関する集中審議が行われた。自民党・石破前政調会長は、韓国・李明博大統領が天皇陛下に謝罪を求めた発言に対する、日本政府の対応をただした。

 石破氏「陛下に対する非礼は、我が日本国、日本国民に対する非礼であります。これに対して『理解に苦しむ』という反応ではあってはならない。撤回を求めるべきである、謝罪を求めるべきである。政府としてそれが毅然(きぜん)とした対応だと」

 野田首相「事実関係として、我が国から韓国政府に対して、天皇陛下のご訪韓を要請した事実はないんです。事実がないから『理解に苦しむ』という言葉が入りました。事実がないからです。その上で『誠に遺憾である』と申し上げた。非礼である、失礼である、という認識はまったく同感であります」

 また石破氏は、15日に香港の活動家が沖縄・尖閣諸島に上陸した際に、海上保安庁を所管する羽田国交相ら政務3役が登庁しなかったことは「極めて問題だ」と述べた。これに対し、羽田国交相は「東京都内で待機し、海上保安庁長官から携帯電話で適切な報告を受けていて問題はない」としながら、「今後は指摘を踏まえて行動したい」と釈明した。