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討論型世論調査、原発依存度0%が最多に

2012年8月22日 12:26
討論型世論調査、原発依存度0%が最多に

 将来のエネルギー政策について国民の考えを調べる「討論型世論調査」の結果、原発依存度0%を支持する人が最も多かったことがわかった。

 今月、2日間行われた討論型世論調査では、政府が示した30年の原発依存度の3つの選択肢(0%、15%、20~25%)について、無作為に選ばれた約300人が最初にアンケートを行い、参加者同士が討論した後、さらにアンケートを行った。

 その結果、原発ゼロのシナリオを支持した人が一番多く、最初のアンケートで32.6%だったものが、討論後では46.7%となった。一方で、「15%」を支持した人は16.8%から15.4%に減り、「20~25%」を支持した人は13%のままだった。選択で重視した事柄は「安全の確保」という人が最も多くなっている。

 政府は、調査結果を今月中にもまとめる新しいエネルギー政策に反映する方針。