×

次は南米初のリオ五輪!早くも期待高まる

2012年8月13日 12:47

 日本時間13日朝、ロンドンオリンピックが閉会を迎えたが、イギリス・ロンドンでは、次の夏のオリンピック開催地であるブラジル・リオデジャネイロのイベントが行われ、南米大陸での初めての開催に早くも期待が高まっている。

 リオデジャネイロのオリンピック組織委員会は、ロンドンオリンピックの大会期間中、ロンドン中心部の歴史あるイベントホールを貸し切り、PR活動を行ってきた。その締めくくりとして、閉会式に合わせて行われたパーティーでも、オリンピックの興奮をロンドンで一足早く体感したブラジル系の市民から期待の声が上がった。

 ブラジル出身の女性「ブラジルを世界にアピールする絶好の機会になるわ」

 ブラジル出身の男性「(14年にはサッカーの)ワールドカップもあるし、待ちきれない。もっと金メダルを取れるよう準備しないとね」

 著しい経済成長でも注目されるブラジルだが、リオデジャネイロでは、交通網の整備や宿泊施設の確保が課題とされている。また、市内にはスラム街が広がり、治安に関する不安もある。リオデジャネイロのパエス市長は「課題は多いが、(開催が決まった)2年半前よりは改善しています」と話している。

 南米大陸では初めての開催となる16年夏のオリンピックに早くも期待が広がる中、乗り越える課題も山積している。