日本が領有権を主張している竹島（韓国名＝独島）に、韓国・李明博大統領が１０日、上陸した。韓国の大統領としては初の訪問。韓国メディアは「日韓関係の冷却化が予想される」としながらも、李大統領の竹島訪問の背景には、従軍慰安婦問題などで進展が見られず、野田政権への不満が強まっていることがあると報じている。

　李大統領は１０日午後、竹島に到着。約１時間半滞在し、現地の警備隊員らに「わが領土を守っている皆さんには、領土と環境の両方を守ってほしい」と激励した。李大統領はまた、「独島（竹島）は命をかけ守らなければならない」と述べ、領土問題で妥協しない姿勢を強調した。