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福島第一の下請け作業員が線量計付け忘れ

2012年8月4日 2:24
福島第一の下請け作業員が線量計付け忘れ

 「東京電力」は3日、福島第一原発の作業員1人が線量計を装着し忘れたまま、作業に当たっていたことを明らかにした。

 線量計をつけ忘れていたのは、下請け会社「東京エネシス」に所属する20歳代の男性作業員。この作業員は3日、原発敷地内で約4時間半、3人の作業員と共に、汚染水が流れるホースの撤去作業を行い、終了後に線量計を装着していないことに気づいたという。

 線量計を装着していた他の3人の作業員の被ばく線量はいずれも約0.1ミリシーベルトだったことから、男性の被ばく線量も同じ程度で問題ないレベルと推定されるという。

 作業員の被ばく管理をめぐっては、先月も線量計を鉛のカバーで覆っていたケースが発覚したばかりで、東京電力の安全管理の甘さが浮き彫りとなった形。