「トヨタ自動車」の１２年４月から６月の決算は、東日本大震災の影響で生産と販売が落ち込んだ去年からの反動で、大幅な増収増益となった。

　トヨタ自動車が３日に発表した１２年４月から６月の決算は、グループ全体の売上高が前年同期比で６割増え、５兆５０００億円となった。本業のもうけを表す営業利益は、１０００億円余りの赤字から３５００億円の黒字となった。

　東日本大震災の影響で落ち込んだ生産が回復した他、アメリカやアジアでの販売が大きく増加したことなどが要因。

　また、１２年のグループ全体の世界の生産台数を１００５万台とする計画も発表した。これまでの最高は０７年の９５０万台で、生産が１０００万台を超えるのは初めてとなる。