逃走フラミンゴ おとり使って捕獲作戦再開
北海道・旭川市の動物園から逃げ出したフラミンゴの捕獲作戦が31日、再開された。特別なワナを仕掛けて捕獲を試みるという。
旭川市の旭山動物園から逃げ出したヨーロッパフラミンゴは、北海道・紋別市のコムケ湖で羽を休めている。旭山動物園・坂東園長が31日、会見を開き、コムケ湖でフラミンゴを捕獲する作戦を発表した。
捕獲作戦は、フラミンゴが集団で行動する特徴を利用し、旭山動物園からおとりのフラミンゴ3羽を動員して行われる。作戦の概要は、まず、コムケ湖の湖面に大きな網を設置する。そして、網の前に2メートル四方のオリを置いて、おとりのフラミンゴ3羽を入れる。すると、オリの中のおとりに引き寄せられたフラミンゴが網の上に下り立ち、足が網にひっかかり、動けなくなったところを捕獲する。
コムケ湖には31日、おとりのフラミンゴを入れるオリと網が設置された。おとりのフラミンゴ3羽も現地に到着しており、オリに入れた後は、ひたすら逃げたフラミンゴが網にかかるのを待つ。
このおとり作戦は、8月3日まで行われる予定。