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北部の都市・アレッポで戦闘激化 シリア

2012年7月29日 21:52

 内戦状態が続くシリアで、北部の中心都市・アレッポをめぐる戦闘が激化している。政府軍は多数の戦車などで市街地を砲撃、28日の戦闘では、アレッポだけで30人以上が死亡、シリア全土では190人以上が死亡したという。

 29日にシリアのアレッポで撮影された映像では、戦闘で破壊された戦車や建物の様子などが映し出されている。

 アレッポは、北部の中心都市として首都・ダマスカスと並ぶアサド政権の重要拠点だが、反体制派は先週から市内の大半を占拠。これに対し、政府軍は戦車やヘリコプターなど投入して一気に制圧する構え。

 人権団体によると、28日の戦闘で、アレッポでは30人以上が死亡、シリア全土では190人以上が死亡したという。人口密集地で本格的な市街戦が始まったことで、市民への被害拡大に懸念が深まっている。