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利根川汚染、業者の損害3億円~千葉県など

2012年7月28日 1:40
利根川汚染、業者の損害3億円~千葉県など

 今年5月、利根川水系の浄水場の水道水から、国の基準を超える化学物質が検出され、千葉県などで大規模に断水した問題で、水道事業者の損害額が約3億円に上ることがわかった。

 この問題は、今年5月、利根川水系の浄水場の水道水から、基準を上回るホルムアルデヒドが検出され、千葉県で最大約35万世帯が断水するなどしたもの。

 埼玉県などの調査で、原因となる物質を含んだ廃液の処理を埼玉県の化学メーカー「DOWAハイテック」から委託された群馬県の産廃業者が、十分に処理せずに川に流したことが原因と結論づけられている。

 千葉県などは27日、水道事業者の損害額は約3億円に上る見込みとした上で、DOWAハイテックに対して損害への対応を依頼したことを明らかにした。