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NYダウ 4営業日ぶりに反発

2012年7月26日 9:14

 25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は大手企業の好調な決算を受けて4営業日ぶりに反発し、前日比50ドル以上値を上げて取引を終えた。

 前日までのニューヨーク市場は、ヨーロッパの債務問題に対する警戒感の広がりから、ダウ平均株価は3営業日続けて100ドル以上と大きく値を下げていた。25日は、建設機械大手「キャタピラー」や航空機大手「ボーイング」が発表した決算が市場の予想を上回る好調ぶりを示したため、買いが優勢となった。しかし、アメリカ商務省が発表した6月の新築住宅の販売件数は前月比8%以上の減少と、3か月ぶりに前月を割り込んだことがわかり、株価の上昇は限定的なものとなった。ダウ平均株価は前日比58ドル73セント高い1万2676ドル05セントで取引を終えた。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日に発表した決算が市場予想を下回った「アップル」が株価を下げたことが響き、前日比8.75ポイント安の2854.24で取引を終えた。