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スー・チー氏、議会で初めて発言

2012年7月26日 2:09

 ミャンマーの民主化運動指導者で下院議員となったアウン・サン・スー・チー氏が25日、議会での討論で初めて発言した。

 AP通信によると、25日の下院本会議に出席したスー・チー氏は、少数民族政策に関わる議論の中で「真に民主的な国家を造るために、少数民族の権利を守るための法律を制定する必要がある」と述べた。4月の補欠選挙で下院議員に当選したスー・チー氏が議会で発言するのは初めて。

 ミャンマーには、細かく区分すると130以上の少数民族がいるとされ、一部は今も中央政府に対する武力闘争を続けている。スー・チー氏は、少数民族問題について発言することで、国民和解に取り組む姿勢を改めて示したものとみられる。