２６日の東京株式市場で、日経平均株価は５営業日ぶりに値を上げた。終値は前日比７７円２０銭高い８４４３円１０銭。上げ幅は６月２９日以来、約１か月ぶりの大きさとなった。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が好調な企業決算などを背景に上昇した流れを受け、２６日朝の東京株式市場も、景気敏感株を中心に前日まで売られていた銘柄に買い戻しが入ったことなどにより、小幅に値を上げて取引が開始された。その後、午前中は一時下げに転じるなど上値の重い展開が続いたが、午後になると徐々に値ごろ感からの買い注文が広がった。中でも金融株・証券株の上昇が目立った。

　東証１部の売買代金は概算で１兆１０１８億円、売買高は概算で１９億１０６２万株。