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ダウ平均株価、一時200ドル下落

2012年7月25日 9:51

 24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、ヨーロッパの債務問題への警戒感から、一時200ドル近く値を下げた。

 24日は、ギリシャが債務の削減目標を達成する可能性が低いとロイター通信などが報じたことや、スペインの財政不安もさらに強まっていることから、ヨーロッパの債務問題への警戒感が再び広がった。このため、ニューヨーク株式市場では売りが先行し、ダウ平均株価は一時200ドル近く値を下げた。終値は前日比104ドル14セント安い1万2617ドル32セントで、100ドル以上値を下げたのは、3営業日連続となる。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比27.16ポイント安い2862.99で取引を終えている。

 また、IT大手「アップル」が12年4月から6月期の決算を発表し、売上高は350億ドル(約2兆8000億円)となった。同じ時期に多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」を1700万台販売したことも明らかになった。しかし、決算内容が市場の高い予想を下回ったため、株価も時間外の取引で下落している。