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タクシー運転手が五輪専用レーンに抗議デモ

2012年7月24日 9:30

 イギリス・ロンドンで23日、オリンピック開催に伴って市内の幹線道路などの1車線がオリンピック専用レーンとなることに抗議し、タクシー運転手が観光名所でデモを行った。

 ロンドンでは25日から市内の幹線道路などで1車線がオリンピック専用レーンとなり、選手や各国の首脳らを乗せた車だけが通行できる。

 デモでは、オリンピックマークが飾られたロンドン名物のタワーブリッジを数十台のタクシーが速度を落として走行し、周辺が渋滞するなどの影響が出た。

 ロンドンでは地下鉄のさらなる混雑も懸念されていて、市民に早めの行動やルートの変更を促すポスターが貼られたり、市長が自らPRを行ったりと、混雑緩和に躍起となっている。しかし、従業員にオリンピック期間中の自宅勤務を勧める企業も出るなど、諦めムードも漂っている。