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NYダウ101ドル安 欧州債務問題再燃で

2012年7月24日 9:00

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価はヨーロッパの債務問題が再燃したことなどから100ドル以上と大きく値を下げて取引を終えた。

 23日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、取引開始直後からヨーロッパ、特にスペインの財政問題により、大きく値を下げる展開となった。スペインでは、複数の地方政府が中央政府に対して財政支援を要請するとの報道がなされたことなどを受け、長期国債の利回りは危険水域まで上昇した。これを受けて債務問題のさらなる深刻化に対する懸念が広がり、ダウ平均株価は一時、先週末比230ドル以上値を下げた。

 さらに、アメリカの「マクドナルド」が発表した決算が前年を下回る結果となったことも、売りが進む原因となった。取引の終わりにかけて買い戻しの動きも入ったが、ダウ平均株価は先週末比101ドル11セント安い1万2721ドル46セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は先週末比35.15ポイント下げ、2890.15で取引を終えている。