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タイ政府、九州北部豪雨の被害に義援金

2012年7月23日 16:40
タイ政府、九州北部豪雨の被害に義援金

 死者・行方不明者が30人を超えた九州北部豪雨の被害に対し、タイの政府から1300万円相当の義援金が送られた。

 タイの外務省で23日、贈呈式が行われ、スラポン外相から在バンコク日本大使館の岡田隆公使に500万バーツ(約1300万円)の義援金の目録が手渡された。今回の被害に対する外国政府からの義援金は初めて。

 九州北部豪雨では、30人を超える死者・行方不明者が出ている。タイ政府は、大分県の一村一品運動にならった政策を行ったり、インラック首相が今年春に福岡県や熊本県を訪れたりと、被災地とのゆかりがあったことから義援金の贈呈を決めたという。スラポン外相は「去年の洪水の時に日本は私たちを助けてくれました。日本が私たちを助けました。(今度は)私たちも日本を助けます」と話している。

 義援金は、日本赤十字を通じて被災地に送られる。