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自民党役員会 民主党の対応に批判相次ぐ

2012年7月17日 15:55
自民党役員会 民主党の対応に批判相次ぐ

 自民党は17日朝の役員会で、国会審議への民主党の対応などについて相次いで批判した。

 田野瀬幹事長代行は「参議院で、できることなら一体改革を成立させて、あとはまったくの是々非々になると思う。従って今、補正予算を成立させるだのしないのといったことは、今のところはそういったことは言う段階にないと思う。その自覚の足りなさを、これからしっかりと参議院で追及していくことになるのではないかと思う」と述べ、野田首相が16日、補正予算の編成に前向きな発言をしたことについて「その段階にはない」と批判した。

 また、17日に予定されていた予算委員会が、質問時間の折り合いがつかずに取りやめになったことについて、脇参議院国対委員長が「どうやら民主党では、一体改革の法案の審議を、問責とか色々な動きが出てこないようにとの思いから遅らせているようだ」と述べた。

 一方、谷垣総裁は、週末に大分県や熊本県の豪雨災害の被災地を視察した際、「民主党の仕分けでダム建設が延期になっている河川が氾濫しているという災害現場を見てきて、しっかりと党として対応していかなきゃならないと感じた」と、民主党政権の政策を批判した。