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福岡・八女市 一部で停電や断水続く

2012年7月16日 11:57
福岡・八女市 一部で停電や断水続く

 九州北部豪雨では、26人が死亡、6人が行方不明になるなど、大きな被害が出た。16日、福岡・八女市の山間部では依然、電気や水道などのライフラインが復旧せず、生活に支障が出ている。

 八女市役所星野支所によると、電柱が倒れるなどし、村の約7割の地域が現在も停電しているという。また、川沿いにあった水道の施設が全て濁流の被害を受け、多くの世帯で現在も断水している。このため、16日午前10時に福岡市など別の自治体から給水車が被災地に入った。

 八女市星野村では少なくとも10か所以上、土砂崩れが起きている。川沿いの斜面が高さ約20メートル、幅約150メートルにわたって崩落し、自動車会社の駐車場が崩れ落ちて車7台が流されたところもある。土砂によってできる巨大な水たまり「土砂ダム」が発生するおそれもあるということで、2次被害への警戒も続いている。