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胆管がん、4遺族が「時効後」労災申請へ

2012年7月14日 20:58

 印刷会社の校正部門で働いていた人たちが相次いで胆管がんを発症した問題で、死亡した元従業員4人の遺族が来週、労働災害を申請することがわかった。

 新たに労災を申請するのは、大阪府の印刷会社の校正部門で働き、胆管がんを発症した男性4人の遺族。4人は死亡してからすでに6年から12年が経過しており、労働者災害補償保険法で定める給付の時効が過ぎている。印刷会社の代理人を務める弁護士は、複数の元従業員らが胆管がんを発症していることについて、「現状ではコメントできない」としている。

 小宮山厚労相は13日、全国の労働局に対し、時効が過ぎているからといって門前払いせず、申請は全て受理するよう指示したことを明らかにしている。